euro-p広報室

「ル・マン24時間レース 2014」DVDを観て


「ル・マン24時間レース 2014」DVDの検証盤があがってきたので一足先に拝見しました。
あらためて今年のルマンを振り返ってみると、素直にレースとして面白かったという印象です。

結果だけみればアウディの5連覇、ワンツーフィニッシュでトヨタがかろうじて3位、中嶋一貴はリタイアし、
久しぶりにルマンに戻ってきたポルシェも脱落。
といった具合で、ここ最近のルマンと代わり映えがしない。
でもその中身は、各カテゴリーともに激戦が繰り広げられ非常に見所に溢れたレースとなっています。

LMP1はポルシェの参戦により格段に面白くなりました。
昨年までの2強対決だったら、深夜にトヨタ7号車が止まった時点で勝負は決したはずです、
しかし今年はそこからさらにニ転三転するドラマがありました。
また、各メーカーが三者三様のアプローチで優勝を狙うというモータースポーツ本来の魅力が戻ってきました。
これによって各メーカーの個性がはっきりしてくると、益々面白くなってくるだろうと思わせてくれます。

LMP2は今大会もっとも激戦を繰り広げたカテゴリーでした。
最新のマシンから一昔前のマシンまでが混在する下位カテゴリーですが、
ルマンでは必ずしも最新のマシンが勝つ訳ではない。必要なのは総合力と流れをつかむ運である。
そのことをあらためて認識させられました。

LM GTEの戦いもまた熾烈でした。
DVDにも深夜のデッドヒートの模様など多数収録されていますが、
29回もトップが入れ替わる激闘なんてそうそうあるものではありません。
市販車に近いカテゴリーのため各メーカー力が入っているのでしょう。

というように、スタートからゴールまで見所に溢れたレースだったので、
4時間という長時間の収録にも関わらず一気に観れてしまいました。

正直、少しトヨタの登場回数が少ないかと思う部分もありますが、そういった方にはブルーレイ版をお勧めします。
ブルーレイ版には予選の映像も約1時間収録されるので、トヨタの活躍もたっぷり観れるはずです。

発売は10月10日なので、まだ一月ちょっとありますけど楽しみに待っていてください。

<DVD版>
https://euro-p.com/SHOP/EM-162.html
<ブルーレイ版>
https://euro-p.com/SHOP/EM-163.html

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