特集ページ

F1×ターボエンジン



雑誌「RACING ON 471号」でターボ F1の特集が組まれた。
1977年にルノーがターボエンジンをF1界に持ち込み、ホンダが16戦15勝という記録を打ち立てた1988年までの、
1000馬力のパワーをパイロット達がねじ伏せていく熱狂の時代だ。

ターボエンジン登場で70年代を席巻したフォードコスワースDFVは過去のものとなった。キットカー時代の終焉だ。
ターボパワーの圧倒的なスピードはF1の主役を空力からエンジンパワーへと変えていった。

ルノー

ルノーRS10 ルノーRE40 ロータス97T
ターボマシン開発に尽力し、ターボマシン初優勝を飾ったジャン・ピエール・ジャブイーユ プロフェッサーの異名を持ち、4度の世界タイトルを獲得したプロストもルノー時代はスピードを全面に押し出すスタイルだった ロータスは1983年からルノーターボエンジンを使用。85年には当時トールマンで新人ながら輝きを放っていたセナを獲得した


フェラーリ

フェラーリ126C フェラーリ156/85 フェラーリ187/88
フェラーリ初のターボエンジン「Tipo021」を搭載したマシン。1981年にヴィルヌーブが2勝を挙げフェラーリ復調の兆しが見えた 126C4の後継モデルの新設計車。アルボレートが2勝を挙げシーズン2位、チームもマクラーレンに次ぐ2位でシーズンを終えた 1988年マクラーレンの16戦全勝を阻止する貴重な1勝を地元イタリアGPで上げた。ドライバーはベルガーとアルボレート


BMW

ブラバムBT50 ブラバムBT52 ベネトンB186
BMWの直4ターボエンジンを搭載。1982年のカナダGPで優勝するなど、時折速さは見せたものの、トラブルが多く信頼性に欠けるマシンであった 1983年、ネルソン・ピケがターボ車で初のドライバーズタイトルを獲得 トールマンを買収したベネトンは、BMWの直4ターボエンジンを採用。1984年メキシコGPでベルガーが初優勝を挙げた


TAGポルシェ

マクラーレンMP4/1E マクラーレンMP4/2 マクラーレンMP4/3
1984年に予定されていたTAGポルシェのターボエンジン搭載であったが、急遽MP4/1Cにターボエンジンを搭載したマシンとしてMP4/1Eを製作した 1984年から86年まで使用され、コンストラクターズチャンピオンを2度、ドライバーズチャンピオンを3度獲得した MP4/2の後継機として1987年シーズンを戦ったマシン。この年をもってTAG ポルシェはF1を撤退した


ホンダ

スピリット201 ロータス99T マクラーレンMP4/4
1983年にホンダのターボエンジンを積みデビュー。後にF1を席巻することとなる第2期ホンダF1プロジェクトの礎となった ルノーからホンダへとエンジンを変更したロータス。セナと中嶋がキャメルカラーのマシンを駆った 16戦15勝と圧倒的な強さを見せホンダの名前を世界中に轟かせた。ドライバーにはセナとプロストを起用。セナが初のドライバーズチャンピオンを獲得


その圧倒的な迫力でF1黄金期を作り上げていったターボF1、その勇姿を振り返るターボF1関連商品を紹介します。

--------------------------------------------------------------------------

まずは、
HISTORY OF GRAND PRIX 1981-1989

これは「RACING ON ターボF1の時代」(5/31 三栄書房)にも紹介して頂いた作品。
日本で80年代前半の映像が見られる唯一のDVDで、
つまりターボF1全盛期にドストライクな一枚です。

LAP OF THE GODS

LAP OF THE GODS

F1黄金期の70~80年代のインカービデオの決定版。
収録車種の半分以上がターボ車、世界の名だたるサーキットにターボサウンドが鳴り響く。
ブランズハッチを走るマンセル(Lotus95T)、
Lotus 100Tでピケがデトロイトを、さらに中嶋が鈴鹿を攻める。
プロストはRE20Bで伝統のモナコを駆った。

The World’s Greatest F1 Cars

The WORLDs GREATEST F1 CARS

本作は1950年から50年の時を刻んだF1世界選手権で輝きを見せた
F1マシンのテクニカルな部分をクローズアップした作品です。
その中には「F1+ターボ最強の図式」というターボ車を紹介するブロックがございます。
【紹介車種】
RENAULT RS10
LOTUS 98T RENAULT
FERRARI 126C
MP4 TAG PORSCHE
WILLIAMS HONDA TURBO

フォーミュラ・ヴィルヌーブ

フォーミュラ・ヴィルヌーブ「トリビュートDVD」

F1史にその名を残す天才ドライバー、ジル・ヴィルヌーブに捧げるトリビュートDVD。
ヴィルヌーブが駆った126Cはもちろんだが、本作にはもう1つターボの見所がある。
それは、ジルの代表的なレースである1979年フランスGP、アルヌーとのドッグファイト。
その時のアルヌーのマシンもターボカー(RS01)ですし、
このレースを制したジャブイーユのRS01こそ
ターボカー初優勝という記念すべきレースだったのです。

コメントする

名前

URL

コメント

ページトップへ