アウディとプジョーの2強対決の様相を呈した1985年世界ラリー選手権。戦前の予想通りに開幕戦から両者の激しい戦いが繰り広げられた。しかし、その明暗ははっきりと分かれた。開幕から僅差の勝負に勝ち続けたプジョーが第9戦1000湖ラリーで早くもタイトルを決定させた。ドライバーズタイトルでも、同戦で5勝目を挙げた205T16を駆るサロネンがタイトルを手にした。一方、後塵を拝したアウディはサンレモでの1勝にとどまった。 最終戦RACラリーでは、満を持して登場したデルタS4がその高いポテンシャルを発揮。トイボネン、アレンが1.2フィニッシュを成し遂げる。 サファリ、アイボリーコーストでは、トヨタと日産の日本車対決が実現。両戦とも、トヨタのカンクネンが勝利し、ニューヒーローの誕生を予感させた。
グループB時代の絶頂期、その全てがこの一枚に集約されている。
※この商品は2007年に発売されたセット商品「WRC LEGEND GROUPB」の一部です。