ホンダ、7年ぶりのF1復帰。ハミルトン、自身3度目のタイトル獲得。フェラーリ、復権をアピール。王者として2015年の戦いに臨んだルイス・ハミルトン。ライバルはメルセデスのチームメイト、ニコ・ロズベルグ。前年取り逃がしたタイトルへ照準を合わせてきた。その白熱のシーズンを制したのはハミルトン。セナに並ぶ3度の世界王者、そして英国人ドライバーとして初の連覇を成し遂げた。メルセデスはスタートからの5戦で4勝と予想通りの強さを見せる。しかし、ロズベルグ勝利のモナコではチームの信頼関係のほころびが大きくクローズアップされた。その中、激闘は続き、5ヶ月後のアメリカGP、ハミルトンは嵐のレースウィークを制し、チャンピオンを防衛した
ロズベルグはラスト6戦全てでポールポジション、ラスト3戦勝利とその存在をアピールした。フェラーリは復権をアピールするシーズンとなった。レッドを身にまとって2戦目のベッテルがマレーシアで勝利し、選手権挑戦者に名乗りを上げたのだ。戻ってきたホンダ。マクラーレンとの黄金コンビはファンの期待通りとはいかなかった。苦しいシーズンとなったが、その経験は必ず活きてくる。F1史上最年少ドライバー、フェルスタッペンはシーズンを通して、その才能をアピールする走りを見せた。F1は1992年以来となるメキシコに上陸。30万人以上の熱狂的なファンが世界最高峰の戦いに声援を送った。2015年、65年目のF1。TV未公開の映像がF1の全貌を明らかにする熱狂の戦い、そのすべてを凝縮させた284分のオフィシャル・シーズン・レビュー。
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