スバルと共にWRCに旋風を巻き起こした男
ミスター・インプレッサ、コリン・マクレーの生涯
「Pedal to the metal」アクセルはべた踏み、常に全開、それが真骨頂であり、信条だった。そしてそれは最後まで貫かれた。 英国ラリー界の重鎮、ジミー・マクレーを父に持ち、10代からその走りは注目された。才能はデビッド・リチャーズの目に止まり、プロドライブに加入。レガシーを駆り、1991年、92年と英国選手権を制覇。
そしてWRCでもスバルと共に栄光の階段を駆け上がった。1993年ニュージーランドで自身とスバルに取ってのWRC初優勝。1995年、インプレッサと共に史上最年少ドライバーズ王者、スバルも初となるマニファクチャラ―ズタイトルを獲得した。96年、97年とスバルのタイトル3連覇に貢献するも、自身のタイトル獲得はならなかった。その後ラリー史上最高額でフォードに移籍、さらにシトロエンからも参戦となるもスバルでの栄光を上回るものではなかった。しかし、日産でのパリダカ、戦闘力に劣るシュコダでの戦いでもそのドライビングスタイルは変わるものではなかった。 そして2007年9月15日、自家用ヘリコプターの墜落から39歳で突然、この世を去ってしまった。
比類無き勇気と有り余る才能でスバルと共にWRC-世界の頂点に上り詰めたコリン・マクレー。
自らの言葉、そして関係者のインタビューを交え、その伝説を振り返る
スペシャルコンテンツ
●fast master マクレー/スバル栄光の軌跡
●イギリス選手権 マクレー&レガシー オンボード
●アジアパシフィック選手権 マクレー&インプレッサ オンボード