Cカー前夜 / 新時代への胎動
翌年1982年から「グループC」カテゴリーの導入が決まり、その先取りとして1981年ル・マンではグループ6 3L規制が廃止となった。
その結果、第49回ル・マン24時間耐久レースの開催されるサルテサーキットには、例年以上の多種多様なマシンが集った。
連覇を狙うロンドーのM379をはじめ、BMW M1、ランチア・ベータ・モンテカルロ、シボレー・カマロ、ド・キャドネ、ACR、WM、そしてポルシェワークスも復帰。
インディカー用の2.65Lエンジンを積んだ936/81を2台エントリーさせた。
その他プライベーターから908、935、917と多彩な車種が勢揃いした。
また日本からも童夢 RL81とマツダRX-7が決勝を走る。
レースは、J.イクス/D.ベルが駆るワークスポルシェがノートラブルで勝利。
2位に14周という大差をつけての圧勝劇となった。
イクスはル・マン最多勝利記録を更新する5勝目を挙げた。
片面1層ディスク 収録時間:48min. 完全日本語版